幸福の素

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樺沢紫苑さん「朝15分~30分散歩をするだけで、セロトニン神経が活性化し、セロトニン的幸福を手に入れることができます。また、坐禅や瞑想などでのマインドフルネス、腹式呼吸でもセロトニンは得られます。セロトニンの分泌には『睡眠』は必須です。また、『笑顔』によっても、セロトニンが分泌します。次に目指すべきが、オキシトシン的幸福です。配偶者や子ども、恋人、友人などの、安定した人間関係が、あなたを幸せにします。『安定した人間関係』があると、精神的に安定します。パートナーとのスキンシップ、会話、コミュニケーションで、オキシトシンは分泌します。20秒以上のハグでも十分にオキシトシンが分泌します。人に親切にしたり、逆に親切にされた時にも出ます。オキシトシンはストレスを低下させ、心と身体を癒しているのです」一緒に過ごす。

幸福の三種類

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樺沢紫苑さん「人が幸福感を感じる時、脳内ではそれを引き起こす『脳内物質』が出ています。幸福感を引き起こす脳内物質は、主に3つあります。『セロトニン』『オキシトシン』『ドーパミン』です。(1)『セロトニン』的幸福。『やすらぎ』『癒し』の幸福感です。朝、ポジティブで前向きな気分に包まれるのなら、セロトニンが分泌されています。(2)『オキシトシン』的幸福。『つながり』の幸福感です。(3)『ドーパミン』的幸福。『やる気』による幸福感です。目標を達成した時に分泌される『成功』の物質で、達成感や高揚感に関連しています。多くの人は『ドーパミン』的幸福しか考えません。人間が生きていく上で、私が一番重要だと考えるのは、セロトニン的幸福です。『セロトニンオキシトシンドーパミン』という順番で実現させていくのが大事です」基盤。

決断グセをつける

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樺沢紫苑さん「自分の人生の主導権を握れるかどうかには、『決断ができるかどうか』が大きく左右します。なぜ、人は決断に迷うのでしょうか。それは情報が足りていないからです。情報が少なく、結果があいまいなときに、人は迷います。迷ったときにとる行動は、『徹底的に情報を集めること』しかありません。徹底して情報を集めるのです。迷ったときは徹底的に調べるクセをつけておきましょう。本の次に『人から直接聞く』のがおすすめです。実際に同じ体験をした人の『生の体験談』を聞くことで、イメージはより明確になります。決断できない人にかけているのは、『決断するための基準』です。お勧めの方法は、次の3つに照らし合わせることです。(1)ワクワクするほうを選ぶ、(2)難しい方を選ぶ、(3)ドラマティックなほうを選ぶ」ワクワクする方。

コンフォートを出る

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樺沢紫苑さん「日々、私たちが生活している領域が『コンフォートゾーン』です。いつもいく場所、いつも会う人、いつも食べるもの。それがコンフォートゾーンです。日常の生活が『楽しい』と思えないのなら、それは『今のコンフォートゾーン』の中に『楽しいこと』がないのです。『楽しいこと』はコンフォートゾーンの外にあります。勇気を出して、外の世界に足を踏みだすことで、『宝物』(楽しい、幸せ)を発見できます。『宝物』は、初めての場所、人、イベント、お店などに隠れています。コンフォートゾーンは外側からのアプローチですが、内側からのアプローチもあります。自分にとって何が楽しいのか、何をしたいのか、何を実現したいのか、何を手に入れたいのかを明らかにするのです。そのためには『ウイッシュリスト』がおすすめです」踏みだす。

素直さこそ共通点

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樺沢紫苑さん「『人生を楽しむ人』には重要な共通点があります。それが『素直さ』です。『素直さ』は、成功の条件としてもよく出てくるキーワードです。偏見や先入観を持たずに『ニュートラル』な状態になることです。多くの人は先入観を持っています。先入観は過去の経験に大きく縛られ、行動に制約をかけます。ニュートラルな状態であれば、他の人からアドバイスや助言を受けた時に、『とりあえずやってみよう』と、素直に受け入れることができます。それにより、チャンスや出会いが広がり、当然、『楽しいこと』『おもしろいこと』と出会える機会も増えます。素直になるためには、『とりあえずやってみる』ということです。『この本、おもしろいよ』と言われたら、とりあえず読んでみる。相手の『おすすめ』や『誘い』を信じて、受け入れてみるのです」素直。

最終手段は睡眠

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樺沢紫苑さん「まったく仕事が手につかない状態、それはかなりの脳疲労です。睡眠不足、運土不足、過度のストレスなどを溜めている、のどれかに当てはまるはずです。まずは睡眠を6時間以上とる。ストレスを減らす努力をする。週に150分以上の運動をするなど、生活習慣を見直すべきです。睡眠は、脳の疲労を回復します。睡眠が足りないと、脳は疲労を蓄積します。その結果、やる気や集中力が下がり、フルパワーを出せないようになります。睡眠不足や脳疲労の状態で、『やる気』が満タンになることはありえません。まずは睡眠を確保し、脳疲労の回復に努めてください。健康のための生活習慣として、『睡眠』『運動』『朝散歩』の3つを推奨してきましたが、極端なセロトニンノルアドレナリンの低下によるうつ状態、自殺の予防にも効果的なのです」まず寝る。

季節越しのルームシェア

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Pixivが主催の「一部屋の中だけで完結する」オリジナル短編「執筆応援!ワンルームSSチャレンジ」コンテストで優秀賞を頂きました。総数552作品の応募から、大賞1作、優秀賞3作。優秀賞は「セイルチェア」「パブロ2電動昇降デスク」「大画面4Kディスプレイ」から一つを選べるということだったので、迷わずセイルチェアをリクエストしてすぐに届きました。ハーマンミラーは、編集者をしていた中学高校での同級生のM君がまだ存命の時に、執筆を続けるように励ましてくれて、勧めてくれた椅子の会社なので、少し感慨深い思いがします。この作品は、一緒に住んではいないけれどルームシェアができないか、というアイデアから始まって、とにかく登場人物が部屋から出ないようにするところで少し工夫したものです。ありがとうございました。

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