相手の誤りを指摘しない

D.カーネギー氏。「人類の思想に大変革をもたらしたアテネの哲人ソクラテスは、人を説得することにかけては古今を通じての第一人者である。ソクラテスは、相手の誤りを指摘するようなことは決してやらなかった。いわゆる”ソクラテス式問答法”で、相手から”イエス”という答えを引き出すことを主眼としていた。まず、相手が”イエス”といわざるをえない質問をする。つぎの質問でもまた、”イエス”といわせ、つぎからつぎへと”イエス”を重ねていわせる。相手が気づいたときには、最初に否定していた問題に対して、いつの間にか”イエス”と答えてしまっているのだ。相手の誤りを指摘したくなったら、ソクラテスのことを思い出して、相手に”イエス”といわせてみることだ」やっちゃうんですよね、誤りの指摘を。やらないぞ、今日から。