中年期の生涯発達課題

nakatomimoka2009-03-06

金井壽宏さん。「エリクソンによれば、思春期にアイデンティティをめぐる発達課題があり、さらに、40歳から45歳の中年期にも、過渡期となる時期があります。若さと老いの、それぞれ善悪両面を持つその時期に、再び自分とは何か、という問いを持つ。この段階の発達課題は世代継承性を持てるか否か。部下を育てられない人はこの段階の発達不全なのです。世代継承性を持てない人は、仕事は停滞し、それ以外の例えば趣味などに逃げて自己耽溺することになってしまいます。ユングによれば、中年以降に真の個性化が発揮できる人は、いっそう仕事に燃え、スケールの大きな仕事をし、それを通じて、自分もさらに磨かれ、次の世代を育てる。さらに、これから先の世代のひとたちに喜ばれるものを世に残すことになるのです」俺が私が、から後進の育成へ。