イタリアンでデザートを選べるとなると、だいたいはティラミスを選ぶ。そのティラミスを家で作った。マスカルポーネチーズを買ってきて、生クリームを立てて、カステラは生地から焼いて、エスプレッソを淹れて、ココアをふって。ビスケットも使った。ちょっとだけ後悔は白ワインもカルーアも使わなかったこと。で、これ、まあ、素材の力なんだろうけれど、美味しくできた。でも、結構手間がかかるものですね。アメリカ版のほうの映画『幸せのレシピ』で、仲直りの小道具としてティラミスが出てきたので、つくってみたいなと思っていたのだ。買ってきたものでは、東京の土産に半熟カステラを。これもまた、珍しくてうまかった。でもあれですね。料理もそうだけれど、作っている途中で味見をするときが、なんだか一番うまいように感じるもんですね。
