戦略ストーリーの勝利

nakatomimoka2010-04-19

楠木建さん。「(マブチは小型モーター事業について)標準化のほかにも、それを取り巻くように、玩具や生活家電以外の『新しい市場の段階的な開拓』、中国を中心とする『海外での直接生産』、意図的に自動化の水準を下げた『労働集約的な生産ライン』、支所や営業所を持たない『一極集中の営業体制』といった手をマブチは打ちました。そうしたいくつもの打ち手が相互に連動し、全体として『標準化→大量生産→規模の経済→低コスト』という最終的に得点を取るシュートにつながりました。その背後には、さまざまな打ち手がなぜ結びつき連動していくかについての論理を突き詰めた、マブチ独自のストーリーがありました。マブチの成功は、個々の打ち手が功を奏したというよりも、ストーリーの勝利でした」こういう戦略ストーリーを、いざ、構想したし。