組織の継続的な学習能力こそ

nakatomimoka2010-05-07

延岡健太郎さん。「組織能力ベースの経営は、長年の技術・商品開発の活動を通じて複雑な組織能力を構築し、しかもその組織能力を継続的に発展・強化させていく経営です。競合企業が追いつくよりも早いスピードで、組織能力を進化させ続けるのです。そのためには、日々の事業活動の中で、組織能力の強化が継続される仕組みを作り上げることが求められます。例えばトヨタの生産システムの場合、ジャストインタイム方式など、その仕組み自体が組織能力です。しかし、それ以上に重要なのは、そのシステムを常に改善し、より良いものへと変えていく組織能力が内包されていることです。日常の業務の中で質の高い試行錯誤が行われ、常に新たな学習をしているのです。継続的な学習能力こそ真似することが困難なトヨタの強みなのです」それが難しい。