誰が、なぜ喜ぶのか

nakatomimoka2010-07-29

楠木建さん。「アスクルのコンセプトは、小規模事務所の消耗品の補充の最前線にいる人々の状況や気持ちや行動を見据え、彼らが絶対に喜ぶだろうという価値を構想したものです。本質的な顧客価値を突き詰めるとは、『誰が、なぜ喜ぶのか』とリアルにイメージするということです。それは書き直したメモを片手に買い物に出かけるときの憂鬱や、帰ってきて袋を提げて階段を上る苦労、こうしたレベルで顧客の問題をリアルにイメージできるかどうかにかかっています。戦略ストーリーが動画である以上、その起点にある顧客価値も動画で構想されなくてはなりません。その言葉を聞いたときに、ターゲット顧客を主人公にした動画のシーンが見えてくるようなコンセプトでなければ、ストーリーの発火点にはならないのです」誰をどう喜ばせようと仕事していますか。