株式会社と資本主義の起源

nakatomimoka2011-04-01

松岡正剛さん。「船をつくって、どこかへ行って金銀財宝を積んで帰ってくる、これが貸方と借方。それをベネチアジェノバの商人たちが複式簿記にした。最初に船を作るときに有限責任のスポンサー(投資家)を集め、組み立てて乗組員を募集して『命あるもの、3年私に預けよ』という船主(CEO)が出て、向こうで資本を使って戻ってきた成果、金銀財宝、香料その他を分配する。ある期間内に有限責任のことを果たす。それを東インド会社三角貿易に変えたわけです。植民地にすることで労働コストを下げて、原料を買って毛織物などにして別の国に売っていく。三角貿易、その前の複式簿記、そして、その後に出たイギリスのコーヒーハウスが生んだ『ザ・システム』という仕組みの3つで作られたのが今日の株式会社や資本主義なのです」なるほど。