林成之さん。「言葉だけでなく、否定的な考えも回避しなければいけません。例えばゴルフを例にとると、スイングをしようとした瞬間『もしかしたら右に曲がるかも』『右にまがったら嫌だな』と不安がよぎったとします。そう思ったとたん、それまでどんなに真っすぐ飛んでいても、不思議と右に曲がってしまうのです。これは、スイングの瞬間に入ってきた『右に曲がる』という新しい情報に対して、その情報が否定的なものであってもそちらに方向転換してしまうからです。脳は途中で新しい情報が入ると、『統一・一貫性』の本能に従い、新しい情報に則って働きだしてしまいます。ですから、もし作業の途中で他の考えがチラついたり、否定的な考えがよぎった時は、無理して続けずに一度仕切り直しをするといいでしょう」深呼吸して、情報を入れ直そう。
