上善は水の如し

nakatomimoka2011-12-14

野口嘉則さん。「『老子』の中に、『上善は水の如し』という有名な言葉があります。上善とは、最上の生き方のことですが、それは水のようなものだというわけです。私たち人間は、自分を上に見て貰いたいと焦ったり、人と接するときも、自分のほうを上の優位なポジションに持っていこうとすることがあります。一方、水は自ら低いところへと流れていくので、他と競争することがありません。自ら低いところへ身を置こうとするこの謙虚さと、どんな形にも変化する柔軟さが水の特長であり、それこそが私たち人間にとっても最上の生き方だと、老子は教えてくれるのです。では、この謙虚さはどこから生じるのでしょうか? 私は、謙虚さの源になるものは次の二つだと思っています。一つ目は、“ おかげさまの精神” で、二つ目は、“ 本物の自信”です」水の様に。