ヒトはなぜ拍手をするのか

nakatomimoka2012-05-18

小林朋道さん。「ヒトはなぜ拍手をするのか。できれば肩をたたきたいが、それは離れていてできない。そこで、同じ動作によって、『友好的なシグナル』を皆で送る。連帯感を醸し出せるし、その場も盛り上がる。その動作自体が本能に親和的な要素を持っていて、人間の身上に合っている。本能的に友好的と感じられる要素を拍手は含んでおり、根底には親愛の感情がある。脳にはクセとして高い音程を親愛と感じる回路がある。人間に限らず、親愛を表すときに鳴き声を含め声の音程が高くなる。赤ん坊をあやすときを思えばわかりやすい。親しい友人と通りすがりにあいさつするときも、自然に声のトーンが高くなっている。他方、批判的なことでは手をたたかず、ブーイングでは足踏みをする。それも攻撃的、威嚇だから音程が下がる」なるほどねえ。