不連続な差しか認知できない

nakatomimoka2012-08-10

安宅和人さん。「脳は『なだらかな違い』を認識することができず、何らかの『異質、あるいは不連続な差分』だけを認識する。脳は『異質な差分』を強調して情報処理するように進化してきており、これは脳における知覚を考える際の根本的な原理の一つだ。そしてこれが、分析の設計において明確な対比が必要な理由でもある。明確な対比で差分を明確にすればするほど脳の認知の度合いは高まる。分析の本質が比較というよりは、実は私たちの脳にとって認知を高める方法が比較なのだ。これに関連して、同じような分析の型が続かないようにすることが重要だ。私たちの脳は異質な差分しか認識しないため、同じ形のグラフやチャートが続くと2枚目以降に関しては認知する能力が格段に落ちる。3枚続けばインパクトを与えることは難しくなる」対比を。