知らんぷりをする

nakatomimoka2012-08-15

王貞治さん。「これも藤平光一先生に教わった氣の使い方、力の抜き方なんですが、要するに、押されると思っちゃうとダメなんですよ。押されると思うと、押されまいとするでしょう。たいてい、負けまい、押されまいと反応しますね。それを、負けまいとしないで、押されたら吸収しちゃえばいいんですよ。意識の中でスーッと吸い込んじゃうんです。どこまでも、いつまでもスーッと吸い込む。押されようがどうされようが、『知らんぷりしてればいい』ということだと理解しています。僕は僕のやり方で打つだけ。打つために構えて待っているだけ。勝ちたいも、打ちたいも、負けたくないも、押されたくないも、何もない。知らんぷりです。僕は一本足打法でしたから、普通のバッティングでは一連の動きの中にある一瞬をもの凄く早く準備しているわけです」力を抜く。