反射が的確であること

nakatomimoka2012-09-30

池谷裕二さん。「自動判定装置が正しい反射をしてくれるか否かは、本人が過去にどれほどよい経験をしてきているかに依存しています。だから私は『よく生きる』ことは『よい経験をする』ことだと考えています。すると『よい癖』が出ます。『頭がよい』という表現には多義性がありますから、その定義を一概に論じるのは難しいのですが、私は、頭の良さを『反射が的確であること』と解釈しています。その場その場に応じて適切な行動ができることです。苦境に立たされても、適切な決断で上手に切り抜けることができる。コミュニケーションの場では、瞬時の判断で適切な発言や気遣いができる、そんな人に頭の良さを感じます。人の成長は『反射力を鍛える』という一点に集約されるのです。反射を的確にする為には、よい経験をするしかありません」なるほどね。