島朗さん。「規則正しく、翌日も研究会という若手が多い現代では、自由奔放に見える将棋界も、みな対局後の気晴らしや衝動を抑えることが長く戦い続ける基本的な考え方になっているのだ。世界のトップで活躍するデイトレーダーの最低の条件の一つにはこうある。『一夜で数億、それ以上の巨額の損失を出した時に、いかにすやすや眠れるかが超一流で生きていく条件だ。そして、翌日も何の気持ちの揺れもなく同じフォームで戦い続けられること』眠らなくては成し遂げられない。（略）羽生さんのトークショーでも同じ質問が出た。彼は答える『緊張はあって、眠りが浅くなることも自然だと思います。一つの対策は、大事な日が控えている２日前によく寝ておくことではないでしょうか。そうすれば、前夜眠りが浅くなっても、最低限の頭は働いてくれます』」２日前に。
