不確実性に対する適応戦略

nakatomimoka2013-06-26

茂木健一郎さん。「実は人間の感情というのは、人生のさまざまな不確実な出来事に対して、どのように適応するか、という不確実性に対する適応戦略であるということが、最近の脳科学の研究で分かってきました。情動系と呼ばれる脳の感情システムにおいて、中心的役割を担っているのがドーパミンです。そして感情システムの役割とは、生活の中で直面する不確実さに対応するためのひとつの戦略として考えられています。不確実なことに直面したときにどのような感情を持てるかということが、人間にとって大事なことです。なぜなら、感情こそが、セキュアとチャレンジングなもののバランスの舵取りを行っているからです。(略)人間は、安全基地=セキュアベースが十分でないと挑戦することができない存在なのです」不確実性に泰然としていられるか。