タル・ベン・シャハーさん。「ロバート・ヤーキスとＪ．Ｄ．ハドソンは、精神的・生理的興奮のレベルの上昇に従ってパフォーマンスの質も高まっていくことを明らかにしました。ただし、それはある興奮レベルまでのことで、それを超えると今度は逆にパフォーマンスは落ちはじめます。興奮レベルが低すぎても（無気力や現状への満足）、高すぎても（不安や恐怖）、パフォーマンスは損なわれるのです。では、最高のパフォーマンスが期待できるのはどういう時でしょうか？ それは無気力でも不安でもない、中間の状態にある時です。トップ・パフォーマーは、成功を求めて奮闘する一方、失敗は人生につきものと考えてもいる、というバランスの取れた姿勢のおかげで、ピーク・パフォーマンスをもたらす最適な興奮をおぼえられるのです」ほどよく、興奮。
