油断した気持ちでは

nakatomimoka2014-02-19

森内俊之さん。「勝負に対する気持ち、心の部分で明らかに油断があった。この敗戦によって私のB級1組への昇級は難しくなった。一局の油断でもう一年、B級2組で過ごすことになったのだ。勿論ショックは大きかった。だが、それ以上にこの敗戦から学んだことのほうが大きかった。プロ棋士の世界は、成績、肩書きなどに関係なく、紙一重の差でみんなが戦っている。油断した気持ちで勝てる相手はいない。そして、調子がいいときこそ自分を抑え、慎重さを大切にすべきなのだ。アウトプットの好調期が去れば、インプットの為の不調期がやってくる。そのバイオリズムの波は避けようがない。プロとしてやっていくのに重要なのは、この波の振幅をなるべく小さくすることだ。不調時に学び、好調時には慎重に、そのことはいつも心がけるようにしている」油断せず。