頑張っている自分へのご褒美

nakatomimoka2014-06-04

中野信子さん。「何かを成し遂げ、社会的に評価されて喜びを感じるとき、友人や家族や恋人から感謝やお祝いの言葉を聞いて幸福感に包まれるとき、私たちの脳の中では、快楽をもたらす物質『ドーパミン』が大量に分泌されています。この物質は食事やその他の生物的な快楽を脳が感じるときに分泌されている物質、またギャンブルやゲームに我を忘れているときに分泌されている物質とまったく同じなのです。(略)知能的行動は、『目の前の餌を食べたい』という欲求と、時にはぶつかりあいます。やるべきことはわかっていても、生理的欲求には逆らいにくいものです。その葛藤を克服するために、ヒトの脳は快楽物質という『ご褒美』を用意し、遠い目標に向けて頑張っているときにそれが分泌される仕組みを築きあげたのではないでしょうか」ニンジン。