禍は福のよるところ

nakatomimoka2015-12-18

高田明和さん。「達磨大師は『何かよいことが起きるのは、いままでの善業の貯金を(前世などの過去世も含めて)引き出して使ったようなものだ。すぐにまた善業を積み、貯金が減らないようにしなくてはならない。逆に何か悪いことが起こったら、悪業の借金を返したようなものだ。苦しいがこれで運が開けると思えばよい』と説かれたのです。老子の『禍は福のよるところ、福は禍の伏すところなり』という言葉は、この因果の法則を表したものです。悪いことがあれば将来何かよいことが起こる可能性があるのだからがっかりする必要はないし、よいことが起こった時には将来悪いことが起こる可能性があるから注意せよという教えです。不思議なことにこのように考えて、あまり心配したり後悔したりしないようにしていると、本当によい運が回ってくるのです」貯金。