発熱は人体が闘うために

nakatomimoka2016-05-01

丁宗鐵さん。「風邪は主にウィルスで感染します。一番ひどいのがインフルエンザです。インフルエンザは、感染が成立するまでの時間が非常に短い。早い場合は5時間、遅い場合でも9時間です。風邪のウィルスの嫌な所は、咽喉の局所に張り付いてそこの細胞の中に侵入する。そうして細胞に自分と同じウィルスをつくらせるような偽の命令を出すんです。その細胞のDNAが偽の命令に従ってどんどんウィルスを作ります。なぜ、熱が出るのか。自分の体がインフルエンザのウィルスを認識します。すると咽喉の局所にある免疫の防御細胞がウィルスを攻撃して、いろんな物質を出します。その物質が血液に乗って脳に届くと、発熱反応が起こる。発熱反応はウィルスの感染に対して、人体が闘うために出している。ウィルスが出しているわけじゃない」なるほどね。