久世浩司さん。「人は順風満帆に生きて、目の前のことを難なくこなしている時は大きな成長がないものです。経験したことのない逆境に直面した時、思いもよらない力を発揮して、飛躍的に成長することがあります。人は、心の痛みを感じるようなつらい経験を乗り越えたとき、大きく成長しているものです。これを「PTG(トラウマ後の成長)」と呼びます。精神的な痛みを伴う体験のあとに訪れる自己成長。ただし、過去の逆境体験を振り返る作業をするのは必ず『逆境を乗り越えたあと』です。逆境体験から意味を学ぶ為には、その体験を『見える化』する『逆境グラフ』を描き、次の3つについて考えます。(1)これらの経験から何を学んだか、(2)これらの経験はその後にどんな意味を持っていたのか、(3)共通するものや大きな流れが見えるか」痛み中。