見を決める

nakatomimoka2016-11-15

安田隆夫さん。「ツイている時は思いっきりビッドを張って勝負に行くべきである。しかしツイてない時、もしくはどちらか分からない時は、じっと耐えて何もせず、ひたすら守りに徹するのが得策だ。ツキのない時の悪あがきは、それがなんであれ、十中八九無駄骨に終わり、往々にしてさらなる劣勢を招くことになる。少なくともこのメリハリと使い分けが、私の人生と仕事における最大級の成功ノウハウとなった。ともあれ、ツキのない時は『ここは堪えどき』と泰然自若として構え、冷静沈着に情勢を観察・分析しながら、自ら下手な動きをしない。そうしていれば、ツキや勝機といったものは、向こうから自然に転がりこんでくる。意識的にそんな状態に自分をコントロールすることを、私は『見を決める』と呼んでいる。見とは『注意深く見て何もするな』ということだ」見。