小山龍介さん。「コントロールできないことを手放すのに大切になるのが、『切り替える瞬間』です。切り替えがうまくいけば、コントロールできないことにこだわらずに、サッと新しい作業に取りかかることができます。結果的に、いつでも集中状態をつくり出せるようになるのです。切り替えには、自分なりの儀式を設定することが効果的です。たとえば僕は、パソコンを開けるという動作を重視しています。『これを開けたら、すぐに執筆するぞ』と自分に言い聞かせてパソコンを開きます。開いた瞬間から作業ができるように、ファイルを開いたまま、スタンバイ状態にしておきます。ほかにも、休憩から戻ってきた瞬間やコーヒーを飲み終わった瞬間、メールを書き終えた瞬間など、さまざまな契機を捉えて、集中するきっかけにしていくことが重要です」さあて。
