チェンジ・オブ・ペース

nakatomimoka2017-04-12

堀公俊さん。「コロンボがうまいのが、緩急のつけ方、なかでも核心を突く質問のタイミングです。さんざん相手に話をさせて、ようやく終わったと思った瞬間に、核心を突く質問をぶつけていきます。今までのコーナーをついた変化球一辺倒から、一呼吸おいて、ど真ん中に豪速球を。ガラッとペースを変えることから、チェンジ・オブ・ペースと呼びます。たとえば、仕事についての細かい段取りを長時間打ち合わせたあとで、一服してコーヒーでも飲みながら、『ところでさあ、この仕事、楽しい?』と訊くやり方です。『いったい、何のために俺たち頑張っているんだろうかね?』と『そもそも論』を出すのも効果的です。人は、緊張が解け、気が緩んだ時に、ポロッとホンネが出るものです。緩急をうまくつけることで、ホンネは引き出しやすくなります」質問術。