過去を引きずらない

nakatomimoka2017-05-20

佐藤天彦さん「いつまでも動揺していてはいけません。挽回する策を講じる必要があります。将棋の技術面でいえば、局面を長引かせて主張点をつくり、少しずつ差を詰めていくことを目指します。ただその作業というのは、健全な精神があってはじめてできることです。形勢が良ければ良い気分で決め手を探すことができるでしょう。不利を自覚したときに大事なこと。それは後悔をしないこと、過去を引きずらないことです。そういうときは気持ちを切り替えて、悪いことをきちんと認めて、悪いときなりの考え方で対処しなければいけません。実はこれはすごく難しいことです。そしてこれが一番大事なことですが、私は苦しい時に、あえて相手の立場で考えるようにしています。自分が優勢な立場になったつもりで、相手にしっかり粘られたらどうなのか、と」不利に。