二人のアダムの間で

nakatomimoka2017-06-11

デイヴィッド・ブルックスさん。「アダムⅠは世界を征服したがるが、アダムⅡは世界に奉仕する使命を果たそうとする。アダムⅠは創造力に富み、目に見える効果をあげ、その成果を享受する。アダムⅡは、何らかの崇高な目的のために世俗的な成功や社会的な地位を放棄する。アダムⅠは物事の仕組みを知りたがるが、アダムⅡは物事の存在理由を知りたがる。アダムⅠは常に前進しようとするが、アダムⅡは自分の原点へと帰りたがる。そして、家族で食事をする時の温かさを求める。アダムⅠが人生でひたすら成功を目指すのに対し、アダムⅡは人生を一つの道徳劇と捉え、大切にするのは、慈悲、愛、そして贖罪だ。アダムⅠの成功の為には、自分の強みを育てるのがよい。アダムⅡの道徳的な成功の為には、自分の弱みと対峙することが不可欠だ」アンビバレント