苫米地英人さん。「人間の認識は、五感の情報によって構成されています。情報である以上、書き換えが可能なのです。人間の認識を何らかの操作によって別の意識に換えてしまうことを、『内部表現の書き換え』といいます。内部表現の書き換えは、『変性意識』のときに起こります。変性意識とは、臨場感を感じている世界が物理的な現実世界ではなく、映画や小説といった仮想世界にある状態を指します。催眠状態も変性意識のひとつの状態です。内部表現は、仮想世界にも臨場感を強く感じます。例えば、映画でビルが爆破されるシーンを見たとき、ドキッとします。実際に生体レベルで心臓がドキッとする。また、小説の中の感動的な一節を読んでいると、本当に涙が流れてくる。こうした変性意識下でほかの人と同調すると、内部表現の情報は伝達します」そうか。
