ダイキリは出世酒

nakatomimoka2017-09-07

古澤孝之さん。「諸説ありますが、ダイキリは1896年に誕生した南米キューバのサンチャゴという都市の郊外にある、ダイキリ鉱山で働く男たちが好んで飲んでいた酒です。発案者はその鉱山で技師として働いていたアメリカ人で、暑いキューバの土地で清涼感を味わいたくて、現地の特産品のキューバラムにレモンと砂糖、氷を入れて混ぜたのが始まり、と言われています。『酸みと甘みの絶妙なバランス』が最大の特徴なので、レモンやライムが酸っぱくて尖ってしまっても、砂糖が多くて甘ったるくても美味しくありません。酒をつくる側の立場からしてもダイキリは難しいカクテルです。どんなカクテルよりも傑出したバランス感覚が求められるので、バーデンダーの資質が試されるカクテルと言えます。」ラムと、レモン(またはライム)、砂糖のバランス感覚が。