死んでいる人と対話

nakatomimoka2017-11-08

井上道義さん。「クラシックが面白いのは、死んでる人と話せることね。クラシック音楽って、過去の作曲家たちが書いた楽譜が残ってて、それを今、よみがえらせるわけですよね。楽譜だけじゃ音楽にならないから、自分の力でよみがえらせる。隣にベートーヴェンさんならベートーヴェンさん、ショスコタコーヴィチさんならショスタコーヴィチさんがいて、どんな気分で音符を3度上じゃなくて3度下に書いたかっていうことを考えながら、対話するんですよ。これは本当に面白くて。だから死んでいる人と対話できる。時代を超えて、100年前なり200年前なりの他の国、他の場所での何かを見る、それは非常に面白いですよ」大学生の頃、友人のK君が著書を通して過去の人と対話できるという話をしていた。絵画もそうだろう。でも、読み解くだけの力がなければ。