泉谷閑示さん。「『頭』と『心』=『身体』とでは使う言葉が異なっています。『頭』は『~すべき』『~してはならない』など、英語で言えばmustやshouldの系列の物言いをしますが、『心』=『身体』は『~したい』『~したくない』などのwant to系列の言い方をします。また、『頭』が理屈や根拠をくっつけて物を言ってくるのに対し、『心』=『身体』は快/不快にもとづいて結論だけを言ってきます。どうしても私たちは『頭』が支配的になってしまっていて、『心』=『身体』の声をないがしろにしがちです。私たちの『頭』は、理屈や根拠を示さない『心』=『身体』の発言をデタラメできまぐれなものだと決めつけ、聴かずに却下したりするのです。頭のこのような狭量な決めつけから脱するためには、『頭』の理性が万能ではないことを思い知る必要があります」そうだ。