内観と想念

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塩谷信男さん。「想念とは自分の心から発せられる思いや願望のことです。内観はそれを、自分の心や頭の中のスクリーンに映像や画像として描いてみることです。たとえば何か願い事をするときに、わたしたちはその内容を口の中で唱えます。声に出さないまでも内心でつぶやく。この声にしたり、つぶやいたりするのは文字や言葉です。これが想念にあたります。しかし、その内容を絵としてイメージすること。想念を心眼で見ること。それが内観です。足が痛いのが治った、治ったと念じるのが想念。治って、さっそうと街中を歩いている自分の姿をイメージすることが内覧なのです。したがって文字的と絵画的のちがいはあるが、この二つは厳然と分けられるものではありません。同じものが思念と視覚の二つのかたちをとると考えればいいのです」おもえばかなうのイメージ。