現状是認の幸福

nakatomimoka2018-02-24

つらい現実に直面しているとき、ストレスが高い状態であるときは、お釈迦様のようにこの世の基準・原点をそもそも「苦」にみちているものと置いて、そこからの浮上を、水面の上で息ができることを喜ぶ幸福のとらえかたがある。それに比べて、よくなった状態が日常となると、「いま、ここに、足りないものはなにもなく、すべてそろっている」という幸福のとらえかたがあって、そこで感謝と笑いに生きるというのがひとつの王道ではないかと思ったりもする。一方で、そうなると現状維持に安住してしまい、現状打破の努力をしなくなるのでは、という危惧を抱いたりもする。高い水準に目標を置いて、そこを目指す努力の継続を習慣とすることをやめて、現状を是認する。現実はそれらが波になっていて、安住のさなかに危機感を持つようなことが起こるのだろうけれども。