切れのいい言葉

nakatomimoka2018-03-29

萩本欽一さん。「言葉には『切れのいい言葉』と『切れの悪い言葉』があります。何が切れの『いい』、『悪い』を分けるかというと、語尾です。『か行』『た行』『ら行』のいずれかで終わると、切れのいい言葉になります。『なんてことをしてくれた!』『取返しがつくと思うか!』『さっさと先方に詫びろ!』こう言われたら、弁解の余地なし。でも、ある意味さばさばして、後腐れのない叱り方ですよね。反対に歯切れが悪いのは、『さ行』『な行』『や行』『わ行』で終わる言い回し。『なんてことをしてくれたんだよ』『取返しがつかないかもしれないね』『早くあやまらなくちゃ』意味は同じでも、切れが悪いでしょ。でも、響きとしては柔らかい。コントのオチには、切れのいいほうを使いますが、日常の言葉としては、切れが悪いほうがやさしい響きになります」成程。