恐れをラベリング

nakatomimoka2018-08-19

クリス・ヴォスさん。「私は頼まない。そのかわりに告げる。『クラス全員の前で私とのロールプレイングを引き受けるのが不安だというなら、先に言っておこう……身の毛もよだつような目に遭うぞ』笑い声が収まったあと、私は言う。『そして、君たちのなかで引き受けてくれた者は、おそらくほかの誰よりも、このことから多くを学びとれるだろう』最終的に、いつも必要な数よりも多く手があがるものだ。ここでわたしが何をしたのかを見てみよう。私は話の前おきとして、聴衆の恐れをラベリングした。”身の毛もよだつ”よりもひどいことなどあるだろうか? そして聴衆の緊張を和らげて、言ったことが浸透し、無理難題もそれほど怖くないと思ってもらえるまで時間を置いたのである。誰もが本能的に、これに近いことを何千回も繰り返している」先にラベルを貼る。