安全よりも成長を選択

nakatomimoka2018-09-03

加藤諦三さん。「ヒルティーも『幸福論』で次のように述べている。『ついぞ大きな苦痛を知らず、自分の自我の大敗北を体験せず、失意の底に沈んだことのない者はものの役に立たない。そうした人には何かせせこましさがあり、またその態度振舞には高慢にして独善、しかも不親切なところがある』。フランクルも、『苦脳もまた人生を意義深いものにする』という。最深の意味を充足する機会だともいう。要するに、『自分に負けるな』とは、『自らの安全性の必要に負けるな』ということである。『安全よりも成長を選択せよ』ということである。自分に負けない勇気とは、自分の退行欲求に勝つ勇気ということである。満足していない中で選択するのが欠乏動機。満足している中で選択するのが成長動機である。両者の葛藤は、生涯を通じた葛藤である」失敗しても。