脳の非常ボタン偏桃体

nakatomimoka2018-10-01

ジョン・レイティさん。「闘争・逃走反応は体内の極めて強力なホルモンと脳の神経化学物質をいくつも働かせる。脳の非常ボタンである偏桃体は、体の自然な均衡を崩しかねない危険信号を感知すると、連鎖反応を作動させる。偏桃体の仕事は、入ってくる情報の強さを測ることで、その情報には生存に係わるものもあれば、そうでないものもある。恐怖に限らず、強い感情を引き起こすもの、例えば、陶酔感や性的興奮なども偏桃体に感受される。宝くじに当たるとか、スーパーモデルと一緒に食事するといったことも偏桃体のスイッチを入れる。ストレスをもたらすとは思えないかもしれないが、ニューロンは『良い』要求と『悪い』要求を区別しない。そして、進化という点から見れば、幸運に恵まれるのも、デート相手が素敵なのも、生存と関係がある」ストレス。