力を抜くのに20年

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帯津良一さん・鎌田茂雄さん。「力を抜くのに20年ですね。それから本当の力が出てくる。それからまた20年。気功の名手がだいたい40年ですか。中国の気功の熟練者が何かやることがあるんですよ。これはすごいなと思う人は、あとで聞くと、たいてい40年と言いますよ。宮本武蔵五輪書は30年、30年です。すると60年。朝鍛夕錬という言葉がありまして、朝鍛錬して夜鍛錬する。その鍛という字は、千日の稽古を鍛とする、万日の稽古を錬とする。そうすると千日というと三年です。万日は30年。それが仏教でいうと向上門というか、上をきわめることになる。それを今度は人に教えないといけないんです。人に教えていくのにまた30年。結局、ああいう武道でも何でもみな同じですが、教えることが学ぶことになりますでしょう。ですから30年、30年」まだまだ。