稽古をやらない時間も

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鎌田茂雄さん。「短期間でどんなに一生懸命やっても、効果がない訳ではないんだけれども、それによって奥を極めるということはないみたいです。やっぱり時間が大切なようです。稽古をやっているときと、やらないときは、われわれの常識だとこれは全く別だ。稽古をやっている時間だけをプラスしていけばそれでいいんだと思うでしょう。そうじゃないんですね。稽古をやらない時間も稽古をやっているときと同じでないといけないんです。禅なんかではそれを平常心と言います。平常心というのはいつも続けているということです。続けるということがまた大きな力になるんですね。今日一時間やるでしょう、あとは普通の業務に就く、また明日一時間やるでしょう。それでもそれは稽古を続けていることになるようです。それの成熟が大きな力を持っていく」時間。