脳が喜ぶ機会

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篠原菊紀さん。「気力が落ちるとすれば、それは2つの理由が考えられます。1つは、文明が進み、安全に何でも手に入る今の社会では、エサをとり、天敵から身を守りながら生きていくための”動物的な脳”を使う必要がなくなるからです。どちらかといえば、私たちは脳の3階を使って生活していて、気力が生まれるほど脳の2階が活動していないのかもしれません。そしてもう1つは、年齢を重ねるとともに経験や知識が増えていくので、若い時のように新しい楽しさに出会う喜びや、ワクワク感が少なくなってしまうため。脳の2階部分が喜ぶ機会が減っているのです。便利な現代社会では、気力が萎えていることに気づかずに日々を過ごしている人も少なくありません。生活習慣の工夫などで、脳の2階を積極的に喜ばせ、大事な気力を維持するよう心がけましょう」気力。