トンネルを通じて

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小池龍之介さん。「『つながり』ということで言えば、お坊さんは誰ともつながらないで生きているように見えますね(笑)。でもある意味、ひじょうに複雑な、すべての人とつながっているようなところがあります。自分の知り合いに対して、その知り合いの知り合いが怒ったりすると、微妙につながっているトンネルを通じて、その知り合いの知り合いの知り合いの怒りの念波が、こちらにまで飛んできたりします。そういう意味では、関係ない人というのが本当にいるのかというと、どうでしょう。もしも、好きな人のグループを『つながり』と呼ぶのだとしたら、少し考えを広げてもいいのかもしれません。『好きな人』と一般的に言う場合は、欲求、『自分にとって好ましいものを満たしてくれる』という人のグループを『好き』と分類しているだけです」微妙に繋がる。