獣は難しいものを嫌う

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鈴木祐さん。「獣は『衝動』や『辺縁系』に当たり、調教師は『理性』と『前頭前皮質』に相当します。本能のまま好きに動く獣を、調教師がどうにかして操ろうとするような、そんなイメージです。あなたの内なる獣は、大きく3つの特性を持ちます。(1)難しいものを嫌う、(2)あらゆる刺激に反応する、(3)パワーが強い。獣が難しさを嫌うのは、エネルギーの浪費を防ぐためです。私たちの祖先が進化した原始の世界においては、貴重なエネルギーをいかに効率よく使うかが生死を分けました。そこで進化の圧力は、頭を酷使する作業に対しても脳がカロリーをできるだけセーブするように、わかりにくいものを反射的に遠ざけるプログラムを実装させたのです。このプログラムが、集中力に多大なダメージをおよぼすのは当然でしょう」そうだったのか、脳。