ドーパミンモデル

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小池龍之介さん。「ドーパミンに基づいた『ドーパミンモデル』の生き方が時流となっていたのが、『高度成長期』だと申せます。目標を設定して、皆、行け行けドンドンで進んでいきましょう、という具合ですね。これは、未来に心が向いている生き方です。『今』を充実させるのではなく、『いつか将来、幸せんなれる』というモデルでしょう。目標を達成するまではつらいけど、『達成したら……』という思いのもと、『今』をガマンしているのです。さて、かくして『今』を充実させずに『これから、やがて』と未来の目標へといつも引きずられながら、目標を運よく達成したら、ドーパミンの放出で気持ちよくなるものの、それはほんの一瞬。目の前にニンジンをぶら下げられて走っている馬のようなもので、いつまでたってもつらい状態から逃げられません」ふーむ。