後悔は慢の煩悩

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小池龍之介さん。「後悔のうちに潜むのは、『自分は本当はそんなことをするはずがない』という自尊心です。立派な自己イメージを、誰もが抱いているのです。その自己イメージを守るために失敗した自分を責めるのが、自己嫌悪の理由だと言えるでしょう。『責められる愚かな自分』と『攻める立派な自分』とがいて、攻める立派な側に自分を置くことで、自尊心を守っているのです。『そんなことをするのは本当の自分じゃない』というのは、言い換えれば、『本当はもっとすばらしいんだ』という思い上がった『慢』の煩悩です。『俺は本気出したら、本当はもっとスゴいんだ』という感じでしょう。しかし実際には失敗もするし、きついことも言うし、人にあたったりもする。そんな『現実の自分』に直面しようとしない態度だと言えるでしょう」理想の自分ってもっと。