小池龍之介さん。「煩悩は『煩わせ』『悩ませる』と書くように、私たちを苦しめる毒素です。あらゆる煩悩の中で、毒が一番分かりやすいのが『怒り』の煩悩でしょう。激しく怒ると体が震えたり、胸がドキドキしたりしますね？また、怒ったあとに疲れを覚えた経験はないでしょうか？ 『怒り』は心身に負担をかけて、疲労させます。多くの人は『怒るのは苦しい』と感じますから、自ら進んで腹を立てたり、不機嫌になったりしたいとは思わないはずです。なのに、ついイラッとしてしまう。現代社会では、ささいなことにイライラし、怒りっぽい人が増えているように思われます。ほめるよりも、批判するほうが格上、というような捉え方をされているので、誰もが偉そうに批判をしたがる。その時、ノルアドレナリンが出て、実は心身を徐々に損なっているのです」批判せず。
