不両舌の戒め

f:id:nakatomimoka:20191103093417j:plain

小池龍之介さん。「『不両舌』の『両舌』とは二枚舌のこと。相手がいる前では相手の気に入るようなことを言い、相手がいない場所ではネガティブな噂話をすることです。何人かで集まってお茶をしたり、お酒を飲んだりすると、その場にいない人のことが話題になりがちです。往々にしてネガティブな噂話で、『あの人は普段は立派なことを言っているけれど、実は……』などと語られることが多いもの。そのように他人の評価を下げることが、私たちは結構好きなのです。それは他人のことを『評価』という限られたパイを取り合う競争相手とみなしているから。他人の評価が下がると自分の取り分が増えるように錯覚しているからだと言えます。他人への悪い噂話は、何となく楽しい気分になるものですが、それをすると心がざわつき、集中できなくなります」心は乱れる。