慢の煩悩を刺激

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小池龍之介さん。「自己実現の点数をアップさせようというゲームというのは、『慢の煩悩』を刺激するので、ある種の気持ちよさが伴って、ついつい人をそっちに走らせてしまうのです。でも、それは単なる自分の点数、価値を上げたいと思っているだけのことで、結局は自己満足でしかありません。ただ、私を含めて人間は多かれ少なかれ、つい自分の価値を上げたくなってしまう習性があります。何かを実現したい、成功させたい、自分の価値を高めたいという衝動は人間の本能的なものでもありますから、それに支配されてしまわないよう気をつけながら、よい距離感で付き合っていくしかない。一つのことに集中して突き詰めすぎないようにすることです。たとえば、『仕事一筋』とか『金儲けだけが命』『夫がすべて』というのは危険です」承認欲求はあるものだけれど。