プライベートな部分を

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玉樹真一郎さん。「いよいよ10個中10個目、最後の驚きのモチーフです。ご紹介したのは、勇者の名前入力画面と結婚イベントにおける花嫁選びの事例でしたが、これら二つには共通点があります。それは……名づけのセンス、結婚相手の好み……プレイヤーのプライベートな部分を引きずり出してしまう体験だという点で共通しています。平穏な日常では、みな同じように自分のプライベートな部分を隠して暮らしています。要は、私たちは『日常ではプライベートな部分は隠さなければならない』と思い込んでいるわけで、だからこそプライベートなモチーフは驚きをもたらします。最後のタブーのモチーフとして、『プライベートのモチーフ』をあげます。体験デザインの指標としては『その体験は、性格が出るか』と問いながらデザインするとよいでしょう」私的。