若い頃はドーパミン

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小池龍之介さん。「現代は、こうした『ドーパミンモデル』から脱却する流れが、社会全体で生じているような、いないような……そんな感じではないでしょうか。いずれにせよ、『今』に心を向けて、『今』幸せにならないと、いつまでたっても幸せになれず、真の満足感は得られません。仏道を歩むうえでは、『未来』や『過去』を切り捨て、『今』に生きる生き方が推奨されるのです。神経伝達物質で言えば、心の落ち着きや安らぎを司るセロトニンに基づいた『セロトニンモデル』です。若い頃は『ドーパミンモデル』でも年をとると『セロトニンモデル』に移行するのが、かつての伝統的な知恵であったように思われます。ところが現代では年をとっても『ドーパミンモデル』のままの方も多くおられます」人生の前半はドーパミン、後半はセロトニンなのかも知れぬ。