中庸の頃合い

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高橋源一郎さん「『子張は、なんでも徹底的に究めないと気がすまない人ですね。子夏は、まったく逆で、何をやっても中途半端に終わってしまいます』『じゃあ、子張さんの方が優秀なんだ』『でもね、そうじゃないんです。徹底的にやりすぎても、中途半端でもダメなんです。どんなことにも、「ちょうどいい」という頃合いがあるんですよ。それは『中庸』ということなんですが、『中庸』というと、左と右を足して二で割る、というような中間的なものじゃないんです。これは、あらゆるものごとの根本的な原理といってもいいかもしれませんね。大切なのは、どこかで学びをストップして、現実に戻ることなです。』ふつうに考えると、子張さんの方がいいに決まっている。でも、それだと『原理主義』に直行してしまう」過ぎたるは。